小型船舶操縦士免許取得の無料講座・練習問題   藤田海事代理士・行政書士 北海道札幌市  

上級運航 2 練習問題

上級運航 2 練習問題

機関の保守整備

燃料消費量・航続距離

  • 問59―1 速力12ノットで航走する場合,30分あたり15リットルの燃料油を消費する船が,同じ速力で36海里を航走するときの燃料消費量は何リットルか。次のうちから選べ。

(1) 10リットル
(2) 28リットル
(3) 45リットル
(4) 90リットル

  • 問59-2 A港から20海里離れているB港まで往復しようとする場合,船の平均速力を10ノット,そのときの1時間当たりの燃料消費量を15リットルとすれば,出港前に保有しなければならない燃料の量はいくらか。次のうちから選べ。ただし,予備燃料として2割を加えよ。

(1) 48リットル
(2) 60リットル
(3) 72リットル
(4) 120リットル

  • 問59-3 C号艇が20ノットで航走するときの1時間の燃料消費量は20リットルである。この艇がA点から18海里の距離にあるB点の間を往航20ノット,復航18ノットで往復したときの燃料消費量は33リットルであったとすれば,C号艇が18ノットで航走するときの1時間の燃料消費量は何リットルか。次のうちから選べ。ただし,風潮流の影響はないものとする。

(1) 13リットル
(2) 15リットル
(3) 18リットル
(4) 20リットル

  • 問59-4 速力12ノットで航行する場合の燃料消費量が,毎時15リットルの船舶で,使用可能な燃料60リットルを搭載して,同じ速力で航行する場合の航続距離は,何海里か。次のうちから選べ。

(1) 17海里
(2) 20海里
(3) 48海里
(4) 75海里

  • 問59-5 A港から45海里離れているB港まで往復しようとする場合,船の平均速力を15ノット,そのときの1時間当たりの燃料消費量を20リットルとすれば,出港前に保有しなければならない燃料の量はいくらか。次のうちから選べ。ただし,予備燃料として2割を加えよ。

(1) 60リットル
(2) 72リットル
(3) 120リットル
(4) 144リットル
 

ディーゼル及びガソリンエンジンの基本

  • 問59-6 小型ディーゼルエンジンの安全装置について述べた次の(A)と(B)について,それぞれの正誤を判断し,下のうちからあてはまるものを選べ

(A) 燃料が必要以上に送り込まれて過負荷運転にならないよう,燃料噴射量を制限するための出力制限装置が設けられており,封印されている。
(B) 定格回転数以上に回転があがらないように,ガバナー(調速装置)には回転数制限装置が取り付けられており,封印されている。

(1)(A)は正しく,(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて,(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。

  • 問59-7 間接冷却式小型ディーゼルエンジンの冷却水系統の点検事項として誤っているものは,次のうちどれか。

(1)エンジン始動前に,冷却水ポンプを駆動するVベルトが適度に張っていることを確認する。
(2)リザーブタンクの水位が,上限と下限のマークの中間にあることを確認する。
(3)冷却海水通路の防食亜鉛の腐食状況を定期的に点検する。
(4)直接冷却方式とは異なり,サーモスタットがないので,点検を省略できる。

  • 問59-8 小型ディーゼルエンジンの燃料について述べた次の文のうち,誤っているものはどれか。

(1) エンジンの回転数は燃料と空気の混合気の濃度を変えることによって制御される。
(2)燃料として使用する軽油は粘度が低く,比重が小さいものほど良質である。
(3)燃料系統に空気が入りエンジンが停止した場合は,プライミングが必要である。
(4)燃料タンク内の空気が燃料管に入ってエンジンが停止する場合がある。

  • 問59-9 ディーゼルエンジンの特徴について述べた次の文のうち,誤っているものはどれか。

(1)ガソリンエンジンに比べて振動が少ない。
(2)ガソリンエンジンに比べて燃料費が安い。
(3)ガソリンエンジンに比べて電気的な部品が少ない。
(4)ガソリンエンジンに比べで堅牢な構造で重量がある。

  • 問59-10 小型ディーゼルエンジンのガバナー(調速装置)について述べた次の文のうち,正しいものはどれか。

(1)機関回転数が変動する場合,燃料油が噴射されるシリンダの数を自動的に変える装置
 である。
(2)リモコンレバーで設定された回転数を保つために,燃料噴射ポンプの燃料噴射量を自動的に変えるための装置である。
(3)異常燃焼によるシリンダ内の圧力上昇を検知して,燃料噴射量を変える装置である。
(4)機関回転数が急激に増加した場合,圧縮比を自動的に変え,過負荷運転にならないようにする装置である。


系統別の保守整備

燃料油系統

  • 問60-1 燃料噴射ポンプから燃料噴射バルブまでの高圧管のプライミングを行う要領として適当なものは,次のうちどれか。

(1) 燃料噴射バルブの高圧管ニップルを緩めて,スターターモーターでターニングする。
(2) 燃料噴射バルブの高圧管ニッブルを緩めて,燃料ポンプ付属の手動ポンプを押す。
(3) 燃料噴射バルブの漏油管を外して,燃料油を注入する。
(4) 燃料噴射ポンプの送出しバルブを開き,燃料ポンプ付属の手動ポンプを押す。

  • 問60-2 ディーゼルエンジン用燃料油を補給する場合の注意事項について述べた次の(A)と(B)について,それぞれの正誤を判断し,下のうちからあてはまるものを選べ。

(A)ドラム缶から燃料油を補給する場合は,底にゴミや水分が沈んでいる場合があるので缶の底の油は残したかほうがよい。
(B)異常な臭いのするものは避け,定められた規格の燃料油を使用する必要がある。

(1)(A)は正しく,(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて,(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。

  • 問60-3 ディーゼルエンジンの運転中,燃料高圧管の破損が危険であるといわれる理由として適当なものは,次のうちどれか。

(1)エンジンの出力が低下して操縦に差し支えるため。
(2)燃料噴射ポンプの破損に波及するため。
(3)全シリンダーの燃料噴射ポンプの送出し圧力が低下するため。
(4)燃料油が霧状で噴出し高温部に触れ,火災となるおそれがあるため。

潤滑油系統

  • 問60-4 使用中のエンジンオイルが乳白色を呈しているときの原因として適当なものは,つぎのうちどれか。

(1) 水分が混入している。
(2) オイルパン内のオイル量が多すぎる。
(3) 軸受けの金属粉が混入している。
(4) エンジンオイルの温度が高すぎる。

  • 問60-5 エンジンオイルの役割として適当でないものは,次のうちどれか。

(1)運動部分の摩擦を少なくし,摩擦熱を取り去る。
(2)歯車類の歯面の衝撃を吸収する。
(3)シリンダとピストンのすきまの気密を保つ。
(4)混入した燃料油を分離して排除する。

  • 問60-6 エンジンオイル交換について述べた次の(A)と(B)について,それぞれの正誤を判断し,下のうちからあてはまるものを選べ。

(A)エンジンオイル交換前にはエンジンを運転してウォームアップし,エンジンオイル
 の流動性をよくしてからエンジンオイルの排出を行う。
(B)オイルパン底部のドレンプラグを開いてエンジンオイルを受け皿に排出するが,エ
 ンジン底部が狭い場合は,ドレンポンプを用いて排出する。

(1)(A)は正しく,(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて,(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。

冷却水系統

  • 問61-1 ディーゼルエンジンの冷却系統における防食亜鉛及びVベルトの整備及び調整について述べた次の(A)と(B)について,それぞれの正誤を判断し,下のうちからあてはまるものを選べ。

(A)防食亜鉛を交換するときは,亜鉛部分に防錆塗料を塗って装着する。
(B)Vベルトの張り具合の調整は,プーリー間のVベルト中央を手で押して少したわむ程度に調整する。

(1) (A)は正しく,(B)は誤っている。
(2) (A)は誤っていて,(B)は正しい。
(3) (A)も(B)も正しい。
(4) (A)も(B)も誤っている。

  • 問61-2 船内機船の冷却装置について述べた次の文のうち,適当でないものはどれか。

(1) 冷却海水ポンプは,クランクシャフトからベルトで動力を取り,インペラを回す。
(2) 冷却海水量が少ない場合や,警告灯が点灯した場合は,インペラの損傷が考えられる。
(3)間接冷却式の防食亜鉛は,直接冷却式と同じく冷却海水経路に備わっている。
(4)間接冷却式のサーモスタットは,直接冷却式と同じく冷却海水経路に備わっている。

  • 問61-3 直接冷却式エンジンの冷却水系統のサーモスタットについて述べた次の(A)と(B)について,それぞれの正誤を判断し,下のうちからあてはまるものを選べ。

(A)冷却海水の流れを制御し,エンジンが冷えているときは,エンジン内部の冷却海水を船外に排出せずエンジン内で循環させ,エンジンが温まってきたら排出する。
(B)冷却水温度計が異常を示した場合,海水取り入れ口,海水フィルターの詰まり,ポンプの故障等の他,サーモスタットの破損が考えられる。

(1)(A)は正しく,(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて,(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。

電気系統

  • 問61-4 バッテリーの保守について述べた次の文のうち,誤っているものはどれか。

(1) 使用しない場合は,ターミナルを外すか,連動するメインスイッチを切る。
(2) 希硫酸の濃度が濃くなるように,バッテリ一液はできるだけ少ない状態で使用する。
(3) 放電したバッテリーに充電するときには,直流電圧を終始かけ続ける。
(4) ターミナルを取り付けた後,バッテリー端子にグリスを塗る。

  • 問61-5 バッテリーの放電について述べた次の(A)と(B)について,それぞれの正誤を判断し,下のうちからあてはまるものを選べ。

(A)バッテリーは放電するに従って電解液の比重が下がる。
(B)比重計により電解液の比重を点検すれば,放電程度を知ることができる。

(1)(A)は正しく,(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて,(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。

  • 問61-6 バッテリーの充電要領及び充電中の注意事項について述べた次の文のうち,誤っているものはどれか。

(1)容量70アンペア時のものには,7アンペア位の充電電流とする。
(2)電流のプラスをバッテリーのマイナスに,電源のマイナスをバッテリーのプラスに接続する。
(3)充電中は酸素と水素ガスを発生するから火気に注意する。
(4)充電終期の電解液の比重は一般に1.28位である。

動力伝達系統

  • 問62-1 停泊中の船内機船において,スターンチューブのグランドパッキンの閉め具合はどの程度がよいか。次のうちから選べ。

(1) 絶えず水が流れ出る状態
(2) 少しずつ水滴が落ちる状態
(3) 水がまったくでない状態
(4) パッキングランドの締め代(しろ)を残さない状態

  • 問62-2 プロペラの取り付け方法について述べた次の(A)と(B)について,それぞれの正誤を判断し,下のうちからあてはまるものを選べ。
    (A)船内機船ではテーパー方式が多く採用され,空所にはグリスを充填しておく。
    (B)船内外機船や船外機船ではスプライン方式が多く採用され,グリスの塗布は必要ない。

(1) (A)は正しく,(B)は誤っている。
(2) (A)は誤っていて,(B)は正しい。
(3) (A)も(B)も正しい。
(4) (A)も(B)も誤っている。

  • 問62-3 プロペラの交換要領について述べた次の文のうち,適当でないものはどれか。

(1)交換作業は,木片などを挟んでプロペラが回らない状態にしてから行う。
(2)プロペラシャフトに釣り糸が絡んでいたら取り除く。
(3)プロペラを装着する際には,プロペラシャフトのスプライン部にグリスを塗布する。
(4)プロペラの付近に取り付けてある防食亜鉛を塗装しておく。

  • 問62-4 船内機船のプロペラとプロペラシャフト系統について述べた次の文のうち,正しいものはどれか。

(1) スターンチューブは,プロペラナットで船体に取り付けられている。
(2) プロペラシャフトには防食亜鉛が取り付けられている。
(3) スターンチューブのカットレスベアリングには,FRPが使われている。
(4) 前進が右回りのプロペラの締付けナットは,右ねじである。

  • 問62-5 船内外機船の動力伝達系統について述べた次の(A)と(B)について,それぞれの正誤を判断し,下のうちからあてはまるものを選べ。

(A)ユニバーサルジョイント部を保護しているFRP製のベローズが破損すると,浸水によってドライブが故障するおそれがある。
(B)ドライブユニット下部などに防食亜鉛が取り付けられているので,定期的に点検し,必要があれば交換する。

(1) (A)は正しく,(B)は誤っている。
(2) (A)は誤っていて,(B)は正しい。
(3) (A)も(B)も正しい。
(4) (A)も(B)も誤っている。

  • 問62-6 小型船舶の動力伝達系統について述べた次の(A)と(B)について,それぞれの正誤を判断し,下のうちからあてはまるものを選べ。

(A)マリンギヤ内のギヤオイルは,定期的に交換することが必要である。
(B)リモコンレバーが中立でなければ,スターターモーターは回らない構造になってい
 る。

(1)(A)は正しく,(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて,(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。


機関故障時の対処

始動不良・停止・オーバーヒート

  • 問63-1 ディーゼルエンジンの運転中,突然エンジンが停止した場合の原因として適当でないものは,次のどれか。

(1) ピストン及びクランクシャフトの焼付き
(2) ガバナーの作動不良又は故障
(3) 燃料管の破損,又は水,空気,不純物などの混入
(4) ターボチャージャーのタービンシャフトの焼付き

問63-2 船の速力が十分に出ない原因について述べた次の文のうち,適当でないものはどれか。

(1) エンジンがオーバーヒートや過負荷運転になっている。
(2) プロペラのピッチ,直径などが規定のものよりも大きい。
(3) クラッチケーブルのワイヤーが,古くなって伸びている。
(4) 船体,舵,プロペラに貝殻や藻などが付着している。

  • 問63-3 荒天航行中のエンジンの注意事項について述べた次の文のうち,誤っているものはどれか。

(1) 風浪による動揺で,燃料タンク内部の不純物が燃料系統に流入することがある。
(2) 燃料の残量が少なくなってくると,燃料吸い込み□より空気を吸い込むことがある。
(3) 風浪により,プロペラが空中に飛び出し,エンジン回転数が急上昇することがある。
(4) 風浪により,冷却水ポンプの圧力が変化し,冷却水が逆流することがある。

  • 問63-4 ターボチャージャー付きディーゼルエンジンの取り扱い上の注意について述べた次の(A)と(B)について,それぞれの正誤を判断し,下のうちからあてはまるものを選べ。

(A)ターボチャージャーの空気フィルターが汚れていると出力が十分出ない。
(B)空気フィルターが目詰まりすると不完全燃焼を起こし,黒煙が発生する。

(1)( A)は正しく,(B)は誤っている。
(2)( A)は誤っていて,(B)は正しい。
(3)( A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。

  • 問63-5 ガソリンエンジンの運転中,それまで正常な運転状態であったエンジンの出力が低下する原因として適当でないものは,次のうちどれか。

(1)プロペラが折れたり,曲がったりした。
(2)燃料タンク内の燃料が空になった。
(3)リモコン用スロットルワイヤーの接続部が折れた。
(4)波の衝撃による電気系のトラブルが発生した。

異常な振動・臭気・音

  • 問64-1 ディーゼルエンジンの出力が十分でない原因として適当でないものは,次のうちどれか。

(1) 燃料フィルターが詰まり気味である。
(2) ターボチャージャーが汚れている。
(3) 排気管にカーボンが詰まり気味である。
(4) クラッチがスリップしている・

  • 問64-2 ディーゼルエンジンの排煙が白いときの原因として適当でないものは,次のうちどれか。

(1) オイルパン内のエンジンオイルが多過ぎる。
(2) ピストンリング,オイルリングが折損している。
(3) シリンダ内に冷却水が漏れている。
(4) 各シリンダの出力が不揃いで過負荷のものがある。

  • 問64-3 ディーゼルエンジンの警報盤について述べた次の(A)と(B)について,それぞれの正誤を判断し,下のうちからあてはまるものを選べ。

(A)エンジンを始動し,十分に暖機運転した後,警報盤のスイッチを入れる。
(B)オルタネーターが故障した場合は,チャージランプが点灯したままである。

(1)(A)は正しく,(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて,(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。

  • 問64-4 小型高速ディーゼルエンジンの運転中,軸受面が発熱し,油の焼ける臭いがした場合,最初にとるべき処置として最も適当なものは,次のうちどれか。

(1) エンジンの回転数を下げる。
(2) オイルフィルターを掃除する。
(3) エンジンを直ちに停止する。
(4) エンジンオイルを補充する。

  • 問64-5 航行中に異常振動やエンジン回転数の変動を感じた場合,考えられる原因として,適当でないものは,次のうちどれか。

(1) 燃料系統に,水や不純物が混入した。
(2) ハイテンションコードの接続部に緩みが生じた。
(3) スターターモーターが作動不良となった。
(4)プロペラに何かがぶっかって損傷した。



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